介護 虐待

介護における虐待の実態

高齢者への虐待のニュースを耳にすることが多くなりましたが、
虐待の事実は報道されても、その背景についての報道はされませんよね。

 

高齢者への介護における虐待は色々な原因が重なって起きるものなのです。

 

自宅での介護の場合はその人の性格にもよるところがあると思いますが、なかには介護者と要介護者の折り合いが悪く介護者が動けなくなったことをいいことに、今がチャンスとばかりに仕返しで虐待していたというケースもありました。そういったことはごく一部で、だいたいが介護疲れによるものだと思います。

 

特に認知症が進んでくると、介護側は認知症の人が言っていることの意味や、なぜそういうことを言っているのかの理由が分かりません。何度も同じことを言って要求してくる。何度も同じことをやる。ダメと言っても分かってくれない。特に自分の親だったらこれは悲しい現実です。毎日が辛くて耐えられないそうです。
介護を手伝ってくれる人はいないし、愚痴を言う相手もいない。
息抜きに出かけることもできない。夜も寝てくれないから自分も寝不足になる。ストレスも溜まります。
特別養護老人ホームに入れたくても入居待ちが多くて、まだまだ続く長い介護生活に嫌気がさします。

 

家庭での虐待の種類は介護や世話の放棄・暴言や脅し、大声で怒鳴るなどの心理的虐待・殴る、ける、つねる、などの痛みを与える身体的虐待が多いようです。

 

介護施設での場合は、身体的虐待・心理的虐待がニュースでも報道されていますが、介護士個人の人間性の問題とストレスから暴言・暴力・介護や世話の放棄ということがあります。

 

これは私がいたホームでのケースです。

 

被害にあったのは脳梗塞によって半身が利かなくなり、トイレでの排泄が出来ずにおむつを使用。食事の介助も必要で介護度の高い方でしたが、頭はしっかりとしていて、結構はっきりと物を言う方でした。

 

その人のことが「嫌いだ」と公言する介護スタッフがいました。

 

夜勤の間、自分がおむつ交換をしたふりをして、おむつ交換のチェック表に○を付け、同夜勤者がおむつ交換をやらないようにしていました。
翌日、日勤者がおむつ交換を行って、おむつが尋常じゃない濡れ方をしていたことで、おむつ交換をされていないことに気が付きました。手の込んだ嫌がらせですね。

 

被害にあった入居者の方は、問題の介護スタッフからおむつ交換や、入浴の介助の時にお尻や体を叩かれたりつねられたりしていたそうです。しかし他のスタッフに言いたくても仕返しが怖くて言えなかったということです。

 

このようなケースは介護スタッフ個人の性格にもよるものでもありますが、介護の現場では誰もが思わず手が出てしまった・出そうになった、つい、声を荒げてしまった、という事があると思います。

 

ニュースで取り上げられるのは一部と考えて良いでしょう。これはどこの施設でも抱えている問題でしょう。

 

介護スタッフの心と体の疲労は相当なものです。
ストレスが溜まります。
特に夜勤は50人の入所者をたったの2人で対応しなければなりません。これが特別養護老人ホームや介護老人保健施設のように介護度が高い人たちが多い施設では介護スタッフのストレスはハンパないです。

 

業務の見直しも必要と思いますが、介護職員のメンタルケアも必要ではないでしょうかね。

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