介護士 離職率

育成が間に合わない介護士の離職率の謎

厚生労働省は2014年には140〜160万人の介護従事者が必要であると発表していますが、現在は100万人。
あと2年で40万人増えると思いますか?

 

 

介護の仕事は本当に大変です。介護の仕事に就いてもその離職率が高くなっているのですから無理だと思いますよ。

 

離職理由の一つとして上げられているのは給料の問題です。
フルタイムで働いて残業しても、やっと12〜3万程度です。ボーナスも低い。

 

この給料で結婚して子供を育てるのは大変です。
ある男の子は、彼女と結婚するのにここではやっていけないし、カレンダー通りの休みも欲しいからと、一般の企業に転職した子がいましたよ。

 

給料が安いということは確かに離職の理由にもなりますが、これだけの理由ではありません。
給料が安くたって他の業種のお仕事では続けられている人はたくさんいますよね。

 

介護の世界に入ってくる人たちは、介護に自分で作り上げた理想を持って入ってきた人がけっこういます。

 

人間と接するのが好きだから、お年寄りがすきだから、人の役に立ちたいから、将来は親の介護をするかもしれないから勉強のために、色々な夢や希望を持って介護の現場に入る人がいますが、実際は厳しい現場ですよ。
特に特別養護老人ホームの現場は厳しいです。

 

おむつ交換や、トイレ、食事、着替えの介助もしないで入居者と日向ぼっこをしながらおしゃべりをして、「今日は楽しかったわ、明日もお話してね」なんてかんじでその日の業務が終わらせられるなんてことはありません。

 

入居者が若いころに持っていた病気が老化で免疫力をなくし、潜伏していた病気や皮膚病に感染することもあります。

 

攻撃的な認知症のかたに信じられない力で殴られたり、居室中をウンチまみれにされてその始末に一日中追われ、自宅に帰っても入居者の洋服に名札を縫い付けたり、ズボンのすそ上げをしたり、書類の業務もあるのでそれもやらなくてはいけません。

 

時にはさっきまで元気だった人が急変して、あっと言う間に亡くなられてしまう現場に立ち会うこともあります。これは気持ちがキツイです。

 

自分が行っている介助が命を左右することだってあるのです。

 

自分は良かれと思っていることでも入居者の家族からは理解を得られなくて苦情だってくることがあります。

 

サービス残業なんてしょっちゅうです。
運動会・花見・夏祭り・敬老会などの大きな行事では、ボランティアさんや、ご家族も方の協力もお願いしますが、介護スタッフも多くいないと万全とはいえません。なので、夜勤明けでも帰宅できずに眠気と疲れと戦いながらお仕事です。

 

体も心も疲れてしまいます。
そんなわけで、現場に入ると、自分が思い描いていた介護ではないとがっかりする人がとても多いのです。

 

それに人間関係です。
気が合わない人と二人での夜勤は厳しいですね。

 

入居者は自分の要求を聞いてくれる人を「とても親切でいい人」だと思うのです。
頼みごとをするなら「あの人がいい」と、名指しで介護スタッフを呼ぶんです。
頼まれたいい人のスタッフは、気をまわして頼まれないことまでお世話をしてしまうので、終いには疲れてしまう。
他のスタッフからは、過ぎた介助は利用者の生活レベルを下げることになるからしてはダメと怒られますし、「あの人ばかりがいい人になって」と妬まれます。

 

スタッフとの人間関係に疲れて辞める人も多いですね。

 

やっと業務に慣れてきて、色々なことを覚えて「この入居者さんを任せられるな」と思ったら「来月でやめます」なんてことはよくありましたね。
新たに入ってきた人にはまた同じことを教えていかなければなりません。これでは、なかなか次の時代を任せられる人材は育てられないですよね。

 

どうすれば離職者を減らせるんでしょうか。
これは介護業界の最大のテーマではないですかね。

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