介護士 トラブル

介護士が言えないトラブルになる老人達

介護施設では色々な個性のある人や、さまざまな介護度の人たちが入所しているので、毎日何かしらの事件が起きます。

 

私がいた特別養護老人ホームでも色々なことがありましたね。

 

アルコール依存症だったAさんが入居してきました。
入居中の人たちの中で、常にお酒を飲む方がいなかったので、Aさんの目に付くような場所にお酒を置くことはないと安心していました。
ある日、女性入居者B子さんのご家族が「母の養命酒を返してください、冷え性の母の為に養命酒を買っておいたのに、とられた、と言っているんです。家族が母の為に買ったものを没収するなんて酷い!」と怒鳴り込んできました。スタッフは誰も没収していません。
考えられるのはAさんしかいないので、Aさんに立ち会ってもらって居室を調べると、タンスから空になった養命酒のビンが出てきました。
Aさんは、他にも同室の入居者の面会の方にお酒を買ってきて欲しいと頼んで何度も隠れて飲酒していたことが分かりました。
飲酒による、他の入居者やスタッフに暴力行為が何度かあったので、退所して医療施設へと入ることになりました。
これは私たちの管理が行き届かなかったことに反省した事件でした。

 

施設の部屋は基本的に鍵をかけることができないので、Aさんのように他の居室に入れてしまうんです。
ですから、盗難もよくありましたね。

 

常習のCさんがいました。
認知症の方ではなかったので性癖だったのでしょう。

 

お金は施設で管理しているので居室には置いていないのですが、
Cさんのタンスからは他の人の居室に入り込んで盗ってきた洋服、お菓子やぬいぐるみが出てきました。

 

注意をしてもだめでしたね。自分の物だと言い張るんですから。

 

Cさんの場合は、定期的にご本人の立会いの下に居室の整理整頓という名目で盗品を回収し、本来の持ち主に返していましたが、入居者・家族の間では、Cさんが「ドロボー」と呼ばれてしまい、退所要求をされたことがありましたが、施設長の説明・説得がありCさんは退所せずにすみました。

 

一番困ったのがDさんです。
Dさんは60代半ば、認知症でもなく、身の回りのことは自分でできる方でした。
20年前当時は特養でも経済的な問題でも特養に入居できたんですよ。
自分は体も頭もしっかりしているものだから、認知症の方を見るとイライラしてしまうようで、認知症の方が側に寄れば、「来るんじゃないバカが」と箒を振り回して認知症の方に怪我を負わせてしまったり、体の自由がきかない方たちには「動けねぇ奴らは邪魔だからベッドから起こすんじゃねぇ」とスタッフに怒鳴ったり、「あんな奴らと一緒に飯は食えねぇ」と食事は居室へ持ち帰り、終いには「自分でメシを作るから厨房に入らせろ」と言いだす始末。とにかく困った人でした。

 

元気な人が老人ホームで何をするわけでもなく、起きているだけなのですから退屈ですし、ストレスも溜まりますよね。

 

そこで私たちは、Dさんに洗濯物をたたむ仕事や、入居者に食事やおやつの声掛けの協力をお願いしたところ、とてもよくやってくれて、入居者に対しても態度が変わりました。

 

どこの施設でも困った入居者はいるようですが、追い出すわけにはいかないので大きなトラブルにならないようにその人に合わせて対策を練っているようです。

 

思いもよらないトラブルが毎日起こるので介護スタッフは気が休まることはありません。

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