コムスン 介護

コムスンの介護

コムスンと聞くと思い出すのが「ハロー、コムスンです」というCMです。
テレビ画面に明るくて元気な笑顔の女性が映し出されて、見ている側もその笑顔から元気が貰えるような気がしました。
こんな人たちに介護・支援されたら高齢者の人たちもいきいきと毎日を過ごせるんだろうなと微笑ましく思えたCMでした。

 

我が家のそばにもコムスンの事業所があり、訪問先へ向かう車が町を走り回っていましたね。

 

コムスンは1988年。福岡でたった2人のスタッフから始まった介護事業です。
入浴サービス・夜間巡回介護を開始。
1996年。訪問介護員養成研修機関の認定を受ける。
1997年。人材派遣会社のグッドウィル・グループが買収し、コムスンはグッドウィル・グループの関連会社となりました。

 

そして、あのコムスンショック・コムスン問題が起きてしまいました。
2006年頃から運営の問題や苦情が指摘されるようになり、コムスンの親会社であるグッドウィル・グループの会長が、存在しない事業所の責任者やヘルパーの名前を申請して、不正に介護報酬を請求していたことが発覚したのです。

 

グッドウィルは疑惑のある事業所を閉鎖して処分を逃れようとしましたが、これに対しても悪質と判断されて厳しい処分を受けました。

 

コムスンの創業当時は「連帯と共生で介護を行う事は、日本人の優しい英知」「介護職が人を支え、励まし、誇りある人生の結実に役立つことを信じる」という素晴らしい理念でしたが、グッドウィル・グループの傘下になってからは、あの好感度ばっちりのCMからは想像もつかない苦情と悪い噂が多かったようです。

 

2007年、都道府県ごとに大手介護事業者や医療法人に分割譲渡され、施設介護はニチイ学館に売却となりました。

 

コムスンは厚生労働省から介護サービス事業所の新規および更新指定不許可処分を受け、2011年12月までに認可が切れる事業所は順次廃止されることとなりましたが、2011年12月の時点で解散手続きは行われていないそうです。

 

このコムスン事件は介護サービスのあり方、経営理念のあり方、介護の問題と社会保険制度について大きく論じられてきましたが、最近ではこの事件の記憶がかなり薄れてきていますね。

 

介護に携わる人間はこの問題は忘れてはいけないことでしょう。

■当サイトおすすめの施設検索サイト

↓施設をお探しならこちらから↓